雨の多い日本では雨を防ぐ屋根は建物の中でも最も大切な部分。夏をしのぎやすくするため壁はあまり作られません。
さわやかな風はそのままに強い日差しと人々の視線から暮らしをやさしく守るすだれは日本ならではの調度品です。
一方、乾燥地帯が多く外敵の侵入から身を守る必要のある欧米では壁を重視した建物が中心です。まさに洋の東西で正反対。
屋根は日本建築の要であり、建物全体の印象を作り出す重要な役目を果たしています。